ひとつ前の記事
読んでいただきましたでしょうか?
今回はその続編となります。
まだ記事を読んでいない人には、ごめんなさい「ネタバレ」ですが、「1万円で1,000万円を手に入れる『再現性のある』方法」とは
1)ノウハウ本を5冊手に入れる
2)本を読む
3)書いてあったことを実践する
という非常にシンプルなもです。
シンプルすぎて、
「そんなことで1,000万円手に入れられるわけないだろ」
という、こちらもシンプルな苦情が聞こえてきそうですよね。それをフォローする意味でも今回の記事から4回にわたって「凡才が成功するための戦略的読書術講座」をおおくりします。
その第1回目は概要編、さっそくはじまります。
目次
ノウハウ本では成功できない?
質問です。
あなたは次の2つのうち、どれが一番成功に繋がりやすいと思いますか?
(1)市販の本
(2)対面やオンラインでの講座
おそらく大半の人が(2)の対面やオンラインでの講座を選ぶことでしょうね。実際のところ、購入者・受講者に対して成功者の高い順でいうと(2)(1)の順です。
もちろん「市販の本」が効果がないわけではありません。中には1冊の本によって人生が変わった人も沢山います。でも、それって、長い人生の中で「何百冊もの本」に出会ったうちの1冊ですよね。
大半の本は人生を変えてくれないし、成功に導いてくれない。
一方、書店に行くと「●●成功術」「●●で稼ぐ」「●●で人生を変える」という本が数多く並んでいます。どれもそれなりに売れている本。表紙を見ただけで「成功できそう」と思っちゃいますよね。
でも、1冊の本があなたを成功に導いてくれる可能性はそんなに高くない。本を買ったときの期待度とは裏腹に、読者の人生を変えていく程の影響力がない。
本を読んでも成功できないのでしょうか?
何かを得ようとした場合、本では弱いのでしょうか?
「本」に対する間違った考えかた
著者がきちんと読者の成功をイメージしてノウハウが書かれた本であれば、2,000円程度、200ページ程度であっても、人の人生を変えられるだけのパワーがあります(もちろん本の内容によりますが)。
しかし、残念ながら、大半の人は本のもつ優れたパワーを受け取れる読み方をしていません。
あなたは普段、ノウハウ系の本をどのように読んでいますか?
「どう? 普通に読んでいるよ……」
そうですよね。多くの人は小説と同じ様に読んでいる。アタマから1回読んで、読み終えたら終了。余程のことがなければ読み返したりはしない。
それが子どもの頃から身についた読書の仕方ですから。確かに小説を読む時は「楽しむ」ことが目的ですので、その読み方で良いです。でも、ノウハウ本の目的は違いますよね。
・何かをマスターする
・実践的なスキルを高める
・効率をあげる
・知識を深める
・悩みを解決する……
あなたは最近、どういう目的を達成するために本を手に入れましたか?
1回読んだだけでその目的は達成できましたか?
読んだ本の「内容理解」だけで終わっていませんか?
著者がどんなにいいことを言っていても、読者がそれを自分ものとして吸収し、行動できなければ意味がありません。
「得た知識を使うタイミングがあれば使ってみる」
人間離れした記憶力の持ち主なら、それも可能かもしれません。でも、一般の人は「忘却」という機能が備わっています。学んだことを忘れていかないと、脳の中に新しい知識を入れられる余裕がなくなってしまう。だから私たちはどんどん忘れていきます。
1冊の本を読んで、得た知識をいつまでも忘れずにいられるなんて考えにくいのです。
「あー、読み終わった。なかなかいいこと書いてあったなぁ。この本買って正解だったな」
そんなことを言いながら、読み終えたことで満足しているうちに時が経つ。気づいたら本の内容はすっかり忘れてしまう。
これでは、仮に100冊読んだとしても、あなたの頭に残っている知識やテクニックはゼロ。読んだ内容はどんどん頭の中から消えていくものです。
本と講座の違い
リアルの講座と本。たとえ同じ内容のノウハウを同じ量伝えていたとしても、講座を受けた人のほうが身についている。それは、本を「忘却しやすい読み方」で読んでいるからです。
だから、本に書いてあることをきちんと身につける読み方をすれば、講座を受けているのと同様の効果を期待できます。
その読み方についてお伝えする前に「講座と本との違い」について考えてみましょう。
違いその1:費やしている金額
費やしている金額が10万円だと「失敗できない」「かけた費用は回収するぞ!」という気持ちが強くなりますよね。
費やしている金額が2,000円の本代だけだったら、読んでなにも得られなかったとしても後悔しません。表面的には意識していないけど、気持ちのどこかに「2,000円しかかかっていないから、失敗しても仕方ない」と思っていませんか?
違いその2:臨場感
講座はリアルタイムで受講するもの。聞き逃しても待っていてくれません。だから受講者も必死になります。
最近は録画した講義を「復習教材」として提供するケースも多いですが、リアルタイムの講座で全部吸収しようとする意識は変わりません。
講師との「一体感」も大きな要素ですよね。講師が全力で話しているパワーを吸収できるのは、リアルタイムの講座ならではのものです。
わからなければ質問できるという「安心感」があるのも嬉しいですよね。
一方、本は自分のペースで読むもの。いつ、どのように、どのくらい読んでもいい。自由度が高い分、他にやることがあったら「後回し」にされがちですよね。
違いその3:意識
講座を申し込む。本を買う。どちらが強い決断力が必要ですか? もちろん、講座を申し込むほうですよね。「受講料」と「受講後に夢を叶えている自分の姿」とを天秤にかけて悩む人も沢山います。
「お金はかかるけどこれで夢が叶うのなら安いもの。真剣にがんばるぞ!」
こんな風に自分を納得させて申し込んだので、教えてくれることを最大限吸収したいと考えるのは自然です。
・講師が話すことを聞き漏らさないように真剣な態度で聴く
・受講後、教わったことを復習する
・事前に教材を手にしているのであれば、予習してから講座に臨む
しっかり努力ているからこそ結果が出てきます。
一方、本は気軽に買えるもの。飲みに行くのを1回我慢すればお釣りがくる。気軽に買えるから「本は気軽に読むもの」という意識があるかも知れません。
それに、あなたがどんな態度で読もうと自由です。疲れたら途中で読むのをやめてもいい。寝っ転がりながら読むことだって許されます。
読書に対する考えを変える
何かを学びたい。でも講座を受講するには、金銭面や時間などの問題で難しい人も多いでしょう。そんな人は、本を読むことで講座を受講するのと同じ効果が得られるのであれば嬉しいですよね。
「そんなことできるの?」
可能です。本の内容を最大限に活かし、1冊の本で人生をよい方向に変えていくことは可能です。そのために必要な方法は「真剣に本に向き合う」ことです。
<本の効果をMAXまで高める5つのステップ>
ステップ1:本の内容をリサーチ
ステップ2:本を読む前に「書評」と「決意表明」を書く
ステップ3:本を読む
ステップ4:とるべき行動をリストアップする
ステップ5:行動する
ステップ1、2は本を読む前に行うこと。講座でいうと予習にあたります。
ステップ4、5は本を読んだ後に行うこと。こちらは復習と実践にあたります。
予習と復習を体系的に読書に加えると、講座を受けたときと同じ効果が期待できます。
具体的な手順については、次回以降の記事でお伝えしていきます。